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Vagrant life

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モーゼルワイン紀行

2003年、2004年のドイツワインはかなりいいらしい、との噂を聞きつけ、友人達とモーゼルへ繰り出しました。

デュッセルドルフからコブレンツまで南下し、アウトバーンを降りる。
モーゼル川にそって南下していき、ワインケラーを見つけたら入ろうという算段で。
しかし、今はシーズンオフ、しかも日曜日。
ひょっとして開いてない??

そんな不安はさておき、まずはコッヘムでランチ。
レストランも殆ど開いてないぞ。
コッヘムまで来る途中は殆ど何もなかったと思われるので、アウトバーンに乗ってくれば良かったかも。

ランチはワインケラー併設のレストラン。
料理はイマイチだがワインはまぁまぁ。
トロッケン(辛口)とハルプトロッケン(中辛口)をトライしてみたが、トロッケンの方が美味しい。
店に陳列してあるワインを見ると、97年、98年あたりではアウスレーゼクラスあたりで何やら賞もとっているようだ。


ここで、ドイツワインの基礎知識。
ドイツワインはまず大別して、Tafelwein(ターフェルヴァイン)とQualitaetswein(クヴァリテーツヴァイン)に二分されます。
ターフェルヴァインというのが、所謂、テーブルワイン。
フランスでいうヴァン・ド・ターブル、イタリアでいったらVdTにあたるものだと思われます。

クヴァリテーツヴァインの中でも、Q.b.A.とQ.m.Pの2種があります。
Q.b.Aは上質ワインというカテゴリー。補糖は許されていますが、特定された13の生産地で造られたもののみ、名乗ることを許されるようです。
ひょっとしたら、一番多く飲まれているワインなのかもしれません。

今回、私達が求めて行ったのは更に肩書きつきのワイン、Q.m.P。
これは収穫時の成熟度によって6つのクラスに分けられます。
以下、成熟度の浅いものから
1.Kabinett(カビネット)
2.Spaetlese(シュペトレーゼ)
3.Auslese(アウスレーゼ)
4.Beerenauslese(ベーレンアウスレーゼ)
5.Eiswein(アイスヴァイン)
6.Trockenbeerenauslese(トロッケンベーレンアウスレーゼ)

一般的にフルボトルで当たり前のように買い求められるのはシュペトレーゼクラスまで。
まぁ、アウスレーゼもありますが、数はぐんと減るように思われます。
ベーレンアウスレーゼクラス以上はハーフボトルしか見たことありません。
アイスワインは気温が-8℃まで下がらないと収穫できないそうで、暖冬だった2003年のものはないそうです。
その代わり、夏が暑かったので、ベーレンアウスレーゼクラスまでの出来はかなり良いとか。
トロッケンベーレンアウスレーゼになると、殆どお目にかかることはありません。
2004年は霜が降りる時期が早かったため、アイスワインがいいらしいですよ。


さて、私達が行った一軒目は多分、Aldefundという小さな町にあるWeinhof Feidenという小さなケラー。
町の名前は定かではありません。トカゲのマークが目印。
愛想のいいおばあさんがやっています。
ちなみにこのとき、シーズンオフでクローズしていましたが、友人の一人が以前にも訪れたことがあって顔を覚えていてくれたらしく(日本人、珍しいからね)、親切に開けて下さいました。

試飲用に98年のトロッケン、ハルプトロッケン、ズース(甘口)の3種を開けてくれる。更にゼクトも。
ここは甘い方が香りが強く、味も深みがあって美味しい。
ドライバーじゃない人たちは試飲しまくり。
シュペトレーゼクラスでも5ユーロ前後、アイスワインに至っては14ユーロと有り得ない安さ。
2000年アイスワイン2本、2003年アウスレーゼ2本含む計9本購入し、70ユーロ強。
更には試飲で開けて頂いた飲みかけのワイン、どうせ誰も来ないから、と頂いてしまいました。


2件目はZell(ツェル)という比較的大きな町にあるZeller Burgray-Felsenというケラー。
ツェルという町のワインはエチケットに猫が描かれているのが特徴だそうです。
カビネットクラスの辛口から甘口まで試飲させて頂きましたが、先ほどのケラーに比べるとクオリティはイマイチ。
そこで2003年のベーレンアウスレーゼを発見した私。
「これ、美味しいの?」と訊いてみると(勿論、直接は話せません)、何と試飲させてくれることに!
今日でワインに目覚めたという友人の一人が飲んだ瞬間に顔がほころぶほど美味しい。
甘味は強いけど、エレガントな甘さで酸味とのバランスもよく、リンゴっぽい風味がします。
一本8ユーロ也。2本購入。


以上でワイン紀行冬の巻はおしまい。
ワインそのものは良かったし、シーズンオフでお店の方のサービスも良かったですが、ブドウ畑は淋しい。
新緑、花、収穫の時期それぞれ行ってみたら素敵だと思います。
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by marolon | 2005-01-31 07:18 | ドイツアレコレ
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