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Vagrant life

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秘境のラムネ

世の中、秘境と呼ばれるところはそれこそ掃いて捨てるほどありますが、
近年、色々便利になり過ぎて、ちょっと不便なだけで秘境と呼ばれるようになってしまった気がします。
大分にある長湯温泉もそんないつのまにやら秘境と呼ばれるようになってしまった場所のひとつ。

有名になり過ぎて観光地化されてしまった同県内の温泉地と比べると確かに不便だけど
1時間に1本程度で電車との接続も全く考えられていないとはいえ、バスも通っているし、
秘境なりかけ、くらい。
豊後竹田の駅から乗客も殆どいないキーキー鳴るバス(ちょっとやばい)に揺られ、40~50分。
寂れた商店街と寂れたみやげ物屋が出迎えてくれます。

長湯温泉は炭酸泉で有名。
高温でも炭酸があまり抜けていないことから、日本一の炭酸泉とも呼ばれているそうです。
川が流れてて川っぺりに露天温泉があって、各旅館で立ち寄り湯なんかもやっていて、それがみんな源泉かけ流し。
ほんとに温泉しかない、温泉街の原風景みたいなところです。
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お茶を飲むところもごはんを食べるところも殆どないですが、
商店街にあるお肉屋さんでは大分名物とり天をその場で揚げてくれます。
揚げたては当然美味しくないわけがないのですが、冷めちゃっても結構美味しかったです。
すっぽん、えのは(やまめ)はこの辺の名物。是非お試しを。

宿は町から2kmほど山に登った友喜美荘さんを予約しました。
勿論、源泉かけ流し。7室しかないこじんまりしたお宿です。
ウッドデッキのついたお部屋ですが、外は虫が多く、ウッドデッキでお昼寝計画は断念。
家族風呂もあって、空いていれば無料で入れます。
半露天のヒノキ風呂。家族風呂といっても結構広々していて2人で入るには相当ゆったり。
温泉を満喫できます。

そして日本旅館といえば、お楽しみはお夕飯。
季節のお野菜と地のものをたっぷりつかった薬膳料理がこのお宿の特徴です。
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先付:銀杏葛豆腐
ほんのり緑色が美しい。食感はぷるっととろっと。

前菜各種
どれも美味しかったです。お野菜たっぷり。

椀盛り:白葱のポタージュスープ
おかわりしたくなる美味しさ。ほぅっとなります。

造り:地鶏、えのは、ゆば
川魚なのに全く臭みのないえのは、地鶏はさすがです。

しのぎ:栗とむかごの黒米おこわ、野菜あんかけ
体に優しいお味。

焼物:特選豊後牛陶板焼
言うまでもないでしょう。お塩と胡椒でさっぱりと頂くのが良いです。

口代り:生野菜サラダ、薬膳ドレッシング
ドレッシング、ちょっと変わってました。お肉とともに。

蒸し物:地蕪のかぶら蒸し、べっこうあん
蕪って美味しいんだなぁ。器ごと頂きます。

揚げ物:旬野菜の天ぷら
山椒塩で頂きます。野菜のみなのでかるーく。

御飯:焼きおにぎり茶漬け
ちりめん山椒が乗ったさっぱり茶漬け。味は控えめ。

水菓子:白玉団子、果物
最後は甘いもので〆ですね。

とにかく全てが美味しくて体に優しい。量もほど良く。

おなかが落ち着いてから、大浴場に行ってきました。
内風呂は熱くて入っていられないのですが、露天は適温。
外がもう寒くなってきているので、肩までしっかり浸かって、はぁ、極楽。

c0051991_1383197.jpg二日目は朝風呂からスタートです。
朝のひんやりした空気の中つかる露天風呂。正しい休日の過ごし方、という感じがします。

そして朝ごはん。
これでもか、と分厚い卵焼き、具だくさんのお味噌汁、鮭の塩焼きなど。
どれもご飯に合うものばかり。
朝からしっかり頂きました。

生憎の雨でしたが、長湯温泉名物、ラムネ温泉に行ってきました。
通常、炭酸泉といっても泡はない方が多いらしいのですが、ここは本当にしゅわしゅわ。
泡が体にまとわりつくよう。
湯温が低めなので、サウナや内風呂でしっかり暖まってから浸かりましょう。
肌がつるっつるになりますよ。

ザ・温泉をしっかり堪能。他にやることがないというのもいいのかも。
帰りは博多に寄って安くて美味い餃子を頂きましたよ。
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by marolon | 2009-11-06 16:33 | ニッポンのお宿
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