水を感じる街が好き。
思い立ってオランダのミデルブルクという街へ行った。
ゼーランド州という北海に面したオランダの南側にあるその街は半島の中にあり、町中に運河がある。
運河に低く架けられた橋はヨットが通る度に回転し、通行止めになる。人も車も。
そんな橋が駅前にあるのだから、何とものんびりした街である。
普段、忙しない生活を送っていても、こういう土地に来たら、その土地に従うべし。
気分ものんびりしてくる。
少し遅くなってしまったのでホテルで夕食を済まそうと思ったら、「キッチンは20時で閉まったよ」とのお言葉。
ホテルなのに20時で終わりですか~??
年寄り向けなのね。確かに宿泊客もお年を召したお方が多い。
「何かできるか聞いてあげようか?」というボーイさんを制して、まだ明るい外に出る。
ま、探せば何かあるでしょ。
あまり遠くに行きたくなかったので、ホテル近くのフレンチっぽい店にふらっと入ってみた。
3コースで27ユーロ、4コースで35ユーロくらいなのでオランダにしてはお高め。
他にアラカルトもありますが、選ぶのも面倒なので3コースを選びました。
<前菜>
牛肉のカルパッチョ ハーブのムース バジルのジュレ添えガラスのお皿に美しく並べられた薄切り牛肉の真中にムース。
お味も大変よろしゅうございました。
<メイン>
サーモンのソテー白ワインソース 白アスパラ インゲン豆と謎の海藻添えこれがねぇ、本当に美味しかったんですよ。
海藻は謎です。名前は言ってたけど、海藻の種類なんて英語で言われても分かりませんから。
<デザート盛り合わせ>
イチゴのソルベ キウイソース
ホワイトチョコのムース
エスプレッソのブリュレ
パッションフルーツのジュレ繊細な飴細工が施されたデザートプレートは芸術品。
合わせた飲み物は、
アペリティフにスパークリングワイン(銘柄分からず)
そしてポルトガル産の白ワイン(銘柄忘れた)
最後はコーヒーでした。
オランダの片田舎でこんな美味しいお料理が頂けるとは。
全く旅というのは面白いものです。